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チーターの生態とは?詳しく解説!


チーターといえば足が速く、獲物を仕留める能力に長けているという印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

時々ドキュメンタリー番組などでも特集されていますが、全速力で獲物を追いかけている姿を見ると恐怖すら感じます。

さて、そんなチーターですがどのような生活をし、どのような特徴を持っているのかご存知でしょうか?

今回はチーターの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。

早速見ていただきましょう。

目次

チーターとは?

チーターの写真

チーターとは食肉目ネコ科チーター属に分類される動物で、アフリカやイランに生息しています。

チーターは草原に生息していることが多く、短い木が点在している場所を好む動物です。

食性は肉食でガゼルやインパラ、ヌーなどを食べて生活しています。

チーターは密猟や生息域の減少などから数が減少している絶滅危惧種で、現在ではアフリカとイランの乾燥地帯にのみ生息しています。

また、既に生存数が一万頭を切っており、アラビア半島やインド、タジキスタンなどでは絶滅してしまいました。

参考 チーター コトバンク

チーターの生態とは?

チーターの写真

チーターはどのような生活をし、どのような特徴を持っているのでしょうか?

この項目ではチーターの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。

足が速い

チーターの写真

チーターの特徴で一番に挙げられるのはやはり足が速いことでしょう。

チーターの足の速さは時速約90kmで、最高時速は驚異の120kmです。

ちなみに最高時速120kmは在来線の電車とほぼ同じ速さです(時速130km)。

また、チーターは走り始めてから約3秒ほどで最高速度に達します。

足が速い上に最高速度に達するのも早いため無敵な動物だと思われがちですが、チーターには一つ大きな欠点があります(後ほど解説)。

↓チーターが獲物を追いかけている動画です。念のため閲覧注意とさせていただきます。

体力がない

チーターの写真

意外にもチーターは体力がありません。

チーターは走り始めてから約3秒ほどで最高速度に達しますが、そこそこ体力があるチーターでも最高速度で走れる距離は約500mです。

ドキュメンタリー番組などで速そうに見えるのはほんのワンシーンを切り取っているためです(ドキュメンタリー番組を否定しているのではありません笑)。

チーターが走れる距離を平均すると約200mになるため、実際に500mを走ることができる個体はあまり存在しません。

そのため獲物に逃げられてしまうことも多く、チーターの狩りが成功する確率は約50%と言われています。

流線形の体つきをしている

チーターの写真

チーターは流線形の体つきをしている動物です。

流線形とは正面からの空気抵抗を軽減する形のことで、のぞみ(新幹線)の先端部分や飛行機の翼などにも流線形が用いられています。

チーターは顔が小さい上に体が非常に細いためのぞみと同じような造りとなっています。

また、体つきが流線形であるおかげで向かい風を後ろに逃がしてくれるため目を開けながら走ることができます。

チーターの元々の運動能力が高いのもありますが、この体つきのおかげで走りやすさが更に向上していると言っても過言ではありません。

参考 流線形 コトバンク

尻尾でバランスを取ることができる

チーターの写真

チーターは尻尾でバランスを取ることができます。

ガゼルやインパラなどはチーターに追われている際にジグザグに逃げることがあります。

この行動はチーターが走りにくくするためのものだと思われますが、チーターの尻尾はバランスを取ることができるため無意味になっています。

具体的には曲がる方向と逆の方向に尻尾を持ってくることで転倒せずに済む、というものです。

もしも尻尾が短ければ狩りの成功率が今以上に低くなっていたかもしれませんね。

爪が鋭い

チーターの写真

チーターは爪が非常に鋭い動物です。

この爪は野球やサッカーのスパイクシューズのような役割を果たすため、獲物がジグザグに逃げ回ったとしても確実に追いかけていくことができます。

また、同じネコ科の猫は爪を自由に出し入れすることができますが、チーターの爪は出っ放しで出し入れすることができません。

同じネコ科なのになぜ違うのか、その理由は猫とチーターとの狩りの違いにありました。

猫の狩りは忍び寄ったり待ち伏せをしたりする一方でチーターの狩りは獲物を見つけ次第追いかけていくスタイルです。

チーターの爪が出し入れできないのはいつ獲物が現れても対応できるように進化したからなのかもしれませんね。

噛む力が弱く、食べるのが遅い

木に噛みつく犬の写真

チーターはものを噛む力が弱く、それに伴って餌を食べるのも非常に遅いです。

狩りで仕留めた獲物をライオンやハイエナなどの天敵に奪われてしまうこともあります。

チーターにとってライオンやハイエナは天敵なので一度奪われると何もすることができません。

そのため奪った餌を食べているライオンやハイエナを棒立ちで見ている時もあります。

先ほど紹介した狩りの成功率約50%というのはここにも関わっているということですね。

まとめ

チーターの生態について解説させていただきました。

今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。

足が速い

体力がない

流線形の体つきをしている

尻尾でバランスを取ることができる

爪が鋭い

噛む力が弱く、食べるのが遅い

陸地では敵がいないイメージがありましたが弱点も意外と多くて驚きました。

とはいえスピードは陸地で最も速いので他の動物の脅威となっているのは間違いないと思います。

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