MENU

クリオネの生態とは?詳しく解説!


皆さんはクリオネという生き物をご存知でしょうか?

クリオネは冷たい海の浅瀬や深海に生息している巻貝の仲間で、透き通った綺麗な体が特徴的な生き物です。

水族館などでは大々的に展示されている場合が多く、水族館に訪れた方を癒しに包むマスコット的な存在となっています。

さて、そんなクリオネですがどのような生活をし、どのような特徴を持っているのかご存知でしょうか?

今回はクリオネの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。

早速見ていただきましょう。

目次

クリオネとは?

クリオネの写真

名前 クリオネ
英語 Sea Angel
学名 Clione limacina
分類 裸殻翼足目 ハダカカメガイ科 ハダカカメガイ属
体長 約1~3cm
体重 約1g未満
生息地 北極 南極 北海道南部など
ミジンウキマイマイ

クリオネとは裸殻翼足目ハダカカメガイ科ハダカカメガイ属に分類される貝の仲間で、北極や南極、北海道の南部などに生息しています。

クリオネは冷たい海を好んで生活しているため、暖かい海に姿を現すことはありません。

食性は肉食で、ミジンウキマイマイという貝を食べて生活しています。

子どものころは殻をまとっていますが、大人になるにつれて無くなります。

また、泳いでいる姿が美しいことから「海の天使」や「流氷の天使」などと呼ばれることもあります。

参考 クリオネ コトバンク

クリオネの生態とは?

クリオネの写真

クリオネはどのような生活をし、どのような特徴を持っているのでしょうか?

この項目ではクリオネの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。

肉食である

ミジンウキマイマイのイラスト

クリオネは肉食の生き物です。

幼少期はプランクトンなどの小さな生き物を食べて生活していますが、大人になって殻が無くなるとミジンウキマイマイという巻貝を食べるようになります。

ミジンウキマイマイとは有殻翼足目 ミジンウキマイマイ科に分類される貝の仲間で、太平洋や大西洋などに生息しています。

クリオネはミジンウキマイマイのみを主食としており、それ以外は一切口にしません。

ちなみにクリオネは見た目に反して捕食方法が凶暴であることで有名です(後ほど解説)。

バッカルコーンと呼ばれる触手が存在する

バッカルコーンの写真

クリオネはバッカルコーンと呼ばれる触手を持っています。

バッカルコーンとはクリオネが捕食を行う際に頭から飛び出す触手のことで、全部で6本の触手を所持しています。

先ほど紹介したミジンウキマイマイを捕食する際にこのバッカルコーンは大活躍します。

バッカルコーンをミジンウキマイマイの体中に絡ませて身動きが取れない状態にしてから丸飲みします。

こちらの動画でクリオネのバッカルコーンを確認することができます。↓

「一回の食事で一生生きられる」という説が存在する

様々な野菜の写真

クリオネには「一回の食事で一生生きられる」という説が存在します。

クリオネの寿命は非常に短く、ほとんどの場合約1~2年ほどで死んでしまいます。

ですが、そのうちの約半年~1年くらいの間は何も食べなくても生活をすることができます。

例えば生まれてから約1年何も食べなかったとしても、1年経った時に一匹ミジンウキマイマイを食べれば残りの1年を生きることができます。

なのでクリオネが生涯で食べるミジンウキマイマイの数はほんの数匹となっています。

ですが、あくまで一説に過ぎない情報なので「へーそうなんだー」程度に覚えておくと良いかもしれません。

体が透き通っている

クリオネの写真

クリオネの体は内臓が見えるほど透き通っています。

クリオネの体には良質なたんぱく質が多く含まれています

たんぱく質は良質であればあるほど透明になる性質を持っており、クリオネの体にはそれが多く含まれています。

たんぱく質が多く含まれているゼリーなどもこれと同じ原理なのかもしれませんね。

巻貝の仲間なのに貝をまとっていない

巻貝の写真

クリオネは巻貝の仲間ですが体に貝をまとっていません。

生まれてすぐの時は貝をまとっていますが、成長するとなくなります。

まとめ

クリオネの生態について解説させていただきました。

今回紹介させていただいた生態をまとめると次のようになります。

・肉食である

・バッカルコーンと呼ばれる触手が存在する

・「一回の食事で一生生きられる」という説が存在する

・体が透き通っている

・巻貝の仲間なのに貝をまとっていない

可愛い見た目に反して怖い一面もあるクリオネですがそれもまた魅力?なのかもしれませんね!(笑)

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる