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ディンゴが好きな方必見!生態を6つ紹介します


皆さんはディンゴという動物をご存知でしょうか?

ディンゴとは柴犬のような体に狼のような耳が生えている一風変わった特徴を持っている動物です。

さて、皆さんはディンゴの生活習慣や特徴が気になりませんか?

今回はディンゴの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。

早速見ていただきましょう。

目次

ディンゴとは?

ディンゴの写真

名前 ディンゴ
英語 Dingo
学名 Canis lupus dingo
分類 食肉目 イヌ科 イヌ属
体長 約100cm
体重 約10~15kg
生息地 インドネシア,オーストラリア(タスマニア州を除く),タイ,パプアニューギニア,マレーシアなど
哺乳類,魚類,爬虫類,果物,植物など

ディンゴとは食肉目イヌ科イヌ属に分類される哺乳類で、タイやインドネシア、オーストラリアなどに生息しています。

ディンゴは環境適応力が非常に高いため、草原や砂漠、森林などありとあらゆる場所で生活をすることができます。

食性は肉食寄りの雑食で、哺乳類や魚類、果物などを食べて生活をしています。

また、ディンゴは今でこそオーストラリアとその周辺の国に生息していますが、実は他の国からやって来た外来種です。

オーストラリアにやって来てすぐの頃は「アボリジニ」という先住民に飼育されていましたが、時間がたつにつれて野生化していきました。

野生化したことで生息数がどんどん増えていき、それに伴って凶暴さも増していきました。

ちなみにタスマニア州にだけ生息していないのは、海面上昇でオーストラリア本土とタスマニア州が切り離された後にディンゴがやって来たためです。

ディンゴの生態とは?

ディンゴの写真

ディンゴの生活習慣や特徴はどのようなものなのでしょうか?

この項目では本題のディンゴの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。

群れで行動する

ディンゴの写真

ディンゴは基本的に群れで行動する動物です。

群れを作る理由は狩りの成功確率を上げるためで、メスのリーダーを筆頭に約10~15匹ほどの群れを形成します。

単独で狩りを行うことも不可能ではありませんが、群れで協力して獲物を仕留める場合がほとんどです。

また、ディンゴは縄張り意識が非常に強いため縄張りに近づいてきた外敵を群れで威嚇して追い返すことがあります。

これらの理由からディンゴはオーストラリアの陸上動物(タスマニアデビル,フクロオオカミなど)の中で最も凶暴と言われています(フクロオオカミは1996年に絶滅)。

雑種が増えている

ディンゴの写真

ディンゴは雑種が増えている動物です。

オーストラリアのフレーザー島に生息しているディンゴは純血が多いですが、現在は野生のディンゴの約三分の一が雑種と言われています。

ではなぜ雑種が増えているのか、それはディンゴの飼育が禁止されているためです。

ディンゴは凶暴であるがゆえに家畜や人間へ被害を与えることが多いため、オーストラリアを始め多くの国で飼育が禁止されています。

しかし、ディンゴは元来犬の仲間であるため一般家庭で飼育されている犬との交配が可能です(交配種なら飼育できます)。

ディンゴが好きで何としてでも飼いたい人はディンゴと普通の犬とを交配させて雑種を生み出しました。

つまり、雑種が増えているのは人が交配させたからで、それが野生化したということが分かります。

ちなみに交配させた犬はディンゴ・ハイブリッドと言います。

年に一度繁殖期を迎える

ディンゴの写真

ディンゴは年に一度繁殖期を迎えます。

一度の出産で産まれる子どもは5匹ほどで、産まれてから5~8か月ほど経つと自分の力で生活をするようになります。

ディンゴの寿命は約5~6年と言われているため、生涯で5、6回ほど繁殖期を迎えることになります。

また、先ほども紹介しましたがディンゴはメスのリーダーを筆頭に群れで生活をする動物です。

群れはリーダーを中心としているため、他のディンゴはリーダーの指示に従わざるを得ません。

リーダーは群れの他のメスが出産した子どもに不快感を抱くことが稀にあり、その際にはその子どもを殺してしまうそうです。

ワンと鳴かない

ディンゴの写真

イヌは「ワン」と鳴きますがディンゴは鳴きません。

ディンゴはその代わりに鼻音や(口を閉じて鼻で音を出すこと)や遠吠えで音を出します。

また、先ほども紹介したようにディンゴは群れで生活をする動物です(何度もすみません笑)。

ディンゴは群れで狩りを行う際にも鼻音や遠吠えを活用しており、獲物や仲間の位置を把握するのに非常に役立っています。

ディンゴがオーストラリアで最も凶暴と言われている理由にはこれらも入っているかもしれませんね。

名称が複数存在する

ディンゴの写真

ディンゴには名称が複数存在します。

ほとんどの場合は「ディンゴ」と呼ばれますが、「オーストラリア犬」「オーストラリアオオカミ」「ワイルドドッグ」などと呼ばれることもあります。

また、昔ディンゴを育てていたアボリジニはこれより更に多くの呼び方をしていたそうです。

どのような呼び方をしていたのかは残念ながら不明ですが、15種類以上の呼び方が存在するそうです。

雑食である

ディンゴは雑食の動物です。

ですが先ほども紹介したようにかなり肉食寄りで、食事のほとんどを動物の肉で済ませています。

また、ディンゴは食べる獲物の範囲が広く、獲物のためなら手段を選びません。

例えば浅い海や川に潜って魚を捕まえたり、休んでいる鳥に忍び寄って襲い掛かったりします。

ちなみにディンゴは生きている動物だけではなく死肉も食べることもしばしばあります。

まとめ

ディンゴの生態について解説させていただきました。

今回紹介させていただいた生態をまとめると次のようになります。

・群れで行動する

・雑種が増えている

・年に一度繁殖期を迎える

・ワンと鳴かない

・名称が複数存在する

・雑食である

ディンゴは凶暴とはいえよく見ると非常に可愛らしい動物です。

どうか嫌いにならないでください。(笑)

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