皆さんは日常生活の中で鉛筆を利用しますか?
IT技術が発達している現代でもまだまだ現役で活躍しています。
さて、そんな鉛筆ですがそれぞれに記号が表記されていますよね。
この記号にはどのような意味があるのでしょうか?
今回は鉛筆の記号の意味について詳しく解説させていただきたいと思います。
早速見ていただきましょう。
目次
鉛筆とは?
鉛筆とは文房具の一種で、黒鉛と粘土を混ぜて作られた芯を木の棒に挿して使う道具のことを指します。
鉛筆には様々な記号が存在し、その数は全部で22種類に上ります(後ほど紹介)。
鉛筆の原料となる黒鉛が見つかったのは1560年ごろのことで当時は黒鉛のみで筆記を行っていました。
その後黒鉛を棒状にしたり硫黄と混ぜたりと様々な実験が行われました。
研究の結果粘土と混ぜるのが最も良いとされ、現在製造されている鉛筆もこれと同じ方法で造られています。
参考 鉛筆 コトバンク
鉛筆の記号の意味とは?
鉛筆の記号の意味は記号によって異なります。
それぞれの意味についてまとめると次のようになります。
「B」
・芯の濃さ
・芯の柔らかさ
「H」
・芯の薄さ
・芯の硬さ
「B」は芯の濃さと柔らかさが、「H」は芯の薄さと硬さがそれぞれ表されています。
また、これらとは別に「F」という記号も存在します。
「F」は鉛筆をよく利用する方でも少し聞きなれない記号なのではないでしょうか?
「F」は「HB」と「H」の中間地点に位置する記号で丁度良い濃度と書き心地が実現されています。
ちなみに現存する鉛筆の記号をまとめると次のようになります。
「10B」 「9B」 「8B」 「7B」 「6B」 「5B」 「4B」 「3B」 「2B」 「B」 「HB」 「F」 「H」 「2H」 「3H」 「4H」 「5H」 「6H」 「7H」 「8H」 「9H」 「10H」
鉛筆の記号の意味について軽く紹介させていただきました。
ここからはそれぞれの記号についてより詳しく解説させていただきたいと思います。
参考 H、B、Fの意味 uni
「B」
「B」は「BLACK」が省略されたもので、鉛筆の記号においては芯の濃さと柔らかさが表されています。
芯の濃さ・柔らかさは直前の数字が判断基準になり、数字が大きくなるほど濃く、柔らかくなります{「HB」は「B」の1つ下です}。
例えば「10B」は「B」の中で数字が一番大きいため最も濃く、柔らかい芯であるということが分かります。
また、数字は付いていませんが「B」の中で数字が一番小さいのは「HB」となります。
そのため最も薄く、硬い芯になります{「HB」を「0B」、「B」を「1B」と考えると分かりやすいかもしれませんね}。
「B」は力があまりない小学校低学年の方のために学校側が勧めている場合が多く、特に「B」、「2B」、「4B」、「6B」あたりの鉛筆が推奨されています。
「H」
「H」は「HARD」が省略されており、鉛筆の記号においては芯の薄さと硬さが表されています。
芯の薄さと柔らかさを確認する場合はこちらも「B」と同様に直前の数字が判断基準になります(HBはHの2つ下です)。
直前の数字が大きくなるほど薄く、そして硬くなります(考え方は「B」と同じなので割愛させていただきます)。
「H」は硬くてしっかりとした芯が特徴的なので、ある程度力がある小学校高学年の方が使うイメージがあります。
実際に僕が小学校高学年の時は「H」や「HB」の鉛筆を使っている方が多かったように思います。
「F」
「F」は頑丈、確固などの意味である「FIRM」が省略されています。
先ほども紹介しましたが「F」は鉛筆の記号においては「HB」と「H」の中間地点に位置し、丁度良い濃度と書き心地が実現されている鉛筆です。
あまり見慣れないかもしれませんが文房具売り場に行くと普通に売っているそうです。(笑)
「F」は「HB」と「H」の間に位置する記号なので厳密には「HHB」という記号で表されますが、何故か「F」という新しい記号が作られるようになりました。
他の記号が全て一文字か二文字なのでそれに合わせたのかもしれませんね。
まとめ
鉛筆の記号の意味について解説させていただきました。
今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。
・鉛筆の記号の意味は記号によって違う
・「B」は芯の濃さと柔らかさ、「H」は芯の薄さと硬さが表されている
・丁度良い書き心地を実現した「F」という記号が存在する
・「B」は直前の数字が大きくなるほど芯が濃く、柔らかくなる
・「H」は直前の数字が大きくなるほど芯が薄く、硬くなる
鉛筆は用途に応じて濃さや硬さを変えることができるとても便利な文房具です。
最近は使っていないという方も初心に帰って使ってみませんか。(笑)
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