サイといえば立派な角と分厚い皮膚に包まれた体が特徴的な動物ですよね。
動物園ではいつものんびりとしていますが走ると非常に速く、その速さは何と時速約50kmにも及ぶそうです。
ちなみに時速約50kmはイノシシと同じ速さです。
さて、そんなサイですがどのような生活をし、どのような特徴を持っているのかご存知でしょうか?
今回はサイの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。
早速見ていただきましょう。
目次
サイとは?
サイとは奇蹄目サイ科に分類される動物で、アジアや東南アジア、アフリカなどに生息しています。
暖かい場所を好んでいるため、寒帯には生息していません。
食性は草食で草や果物、葉っぱなどを食べて生活しています。
サイは国ごとに様々な種類が生息しており、現在では全世界に5種類のサイが存在します。
また、意外かもしれませんが密猟によって数が減少している絶滅危惧種の一種です。
参考 サイ コトバンク
サイの生態とは?
サイはどのような生活をし、どのような特徴を持っているのでしょうか?
この項目ではサイの生態について詳しく解説させていただきたいと思います。
足が速い
最初にもちらっと触れましたが、サイは足が速い動物です。
走る速さは種類によって微妙に異なりますが、基本的に時速約50kmで走ります。
これはイノシシとほぼ同じ速さで、ウサイン・ボルトさんの最高時速(約45km)を大幅に超える数字となっています。
ちなみにサイの重さは約4tとなっています。
4t近くある体から放たれる時速約50kmの突進・・・考えただけで震えが止まりません。(笑)
角は骨ではない
サイの角は骨ではなく、ケラチンというたんぱく質で作られています。
ケラチンとは爪や毛、髭などを形成する時に使われている物質です。
爪や毛が伸びるのと同じ感覚で覚えていただくと良いかもしれませんね。
また、サイは角がある程度の長さまで伸びると固い所に打ち付けて大きさを調節する習性があります。
参考 ケラチン コトバンク
草食動物である
サイは草食動物です。
先ほども解説しましたが草や果物、葉っぱなどを食べて生活しています。
サイが草原や森林に生息しているのは餌が豊富に存在するためです。
また、飼育下においては上記以外にも様々なものを食べており、野菜や牧草なども喜んで食べています。
夜行性である
サイは日中よりも夜中の方が活動が活発になる夜行性の動物です。
基本的に深夜から明け方にかけて餌となる草や果物、葉っぱなどを物色します。
また、深夜に活動すると天敵の人間から隠れやすくなるというメリットも存在します。
基本的にサイに天敵は存在しませんが、唯一人間だけは手の打ちようがありません。
もしかすると人間を避けるために夜行性へと進化したのかもしれませんね。
参考 サイ Weblio 辞書
単独行動が多い
サイは単独行動が多い動物です。
時々サイの群れが発生することもありますが、一時的なものなので時間がたつとばらけていきます。
子どもがいる場合はさすがに一緒に行動しますが、子どもがいない独り身のサイはほとんど単独で行動します。
また、これはあくまで僕の推測ですが単独行動を取っている理由は人間から身を隠すためではないでしょうか。
まとめ
サイの生態について解説させていただきました。
今回紹介させていただいた内容をまとめると次のようになります。
・走るのが速い
・角は骨ではない
・草食動物である
・夜行性である
・単独行動が多い
サイは穏やかな雰囲気が非常に魅力的な動物です。
動物園で餌やり体験などのイベントが開かれていることもあるので是非行ってみてください。
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